皆様、こんにちは。運営責任者の山口です。日差しが暖かくなり、子どもたちの元気な声が一層響き渡る季節となりました。
さて、今回は「このこのリーフ千葉ニュータウン教室」で月1回開催している大人気の活動、「このこのキッチン」の様子をご紹介したいと思います。今回のメニューは、子どもたちから「やったー!」と歓声が上がる定番人気のハンバーガー、ホクホクのじゃがバター、そしてデザートには色とりどりのフルーツポンチと、聞くだけでワクワクするようなラインナップです!
熱気あふれるキッチン!五感を刺激する調理体験
教室のドアを開けると、いつもとは違う特別な空間が広がっていました。エプロンと三角巾を身につけた子どもたちは、ちょっぴり緊張しながらも、どこか誇らしげな表情。調理活動は、子どもたちの五感を豊かに刺激し、様々な学びへと繋がる大切な療育活動の一つです。
今回のメインイベントは、何と言ってもハンバーガー作り!スタッフが「今日はみんなでハンバーガーを作るよ!」と声をかけると、「やったー!」「早く作りたい!」と期待に満ちた声が飛び交います。
ホットプレートでハンバーグを焼き始めると、ジュージューという音とともに、香ばしい匂いが部屋いっぱいに広がります。「うわぁ、いい匂い!」「お腹すいたー!」と、あちこちから待ちきれない様子の声が聞こえてきました。この「匂い」や「音」を感じることも、子どもたちの感覚を豊かに育む大切な要素です。
焼きあがったハンバーグに、レタスやトマト、チーズ、そして目玉焼きなど、色とりどりの具材を自分でトッピングしていきます。「何を乗せようかな?」「トマトはここにしよう!」と、真剣な表情でハンバーガーと向き合う子どもたち。指先を使い、食材の感触を確かめながら、そっとパンに挟んでいく作業は、微細運動(指先の巧緻性)の発達を促します。あるスタッフは、パンが破れないようにそっと具材をのせる子どもの様子を優しく見守り、「上手だね、パンが破れないように優しく持てているね」と具体的に褒めていました。こうした声かけ一つで、子どもは自分の行動を肯定的に捉え、自信に繋げていくのです。スタッフの温かい眼差しと的確な声かけには、いつも感心させられます。
「おいしい!」の笑顔が咲き誇る!達成感と食への感謝
いよいよお待ちかねの実食タイム!「いただきます!」の元気な挨拶とともに、自分で作った出来立ての料理を頬張ると、「おいしい!」「最高!」と満面の笑みがこぼれます。自分で作るという経験は、食べ物への興味関心を高め、「食」への感謝の気持ちを育みます。
普段はちょっぴり野菜が苦手なAくんも、自分でトッピングしたハンバーガーに入ったレタスを「これ、自分で入れたんだよ!」と嬉しそうに教えてくれ、ペロリと完食!スタッフが「Aくん、レタスも食べられたね!すごいね!」と声をかけると、誇らしげな笑顔を見せてくれました。このように、調理活動は苦手な食材に挑戦するきっかけを作り、成功体験を積み重ねることで自己肯定感を高める効果も期待できます。スタッフは、子どもたち一人ひとりの小さな「できた!」を見逃さず、それを自信へと繋げるプロフェッショナルだと改めて感じました。
また、じゃがバター作りでは、熱々のじゃがいもにバターを乗せるというシンプルな工程ながらも、子どもたちは「自分でやる!」と意欲満々。バターがじゅわっと溶けていく様子を興味深そうに観察していました。フルーツポンチでは、色とりどりのフルーツをボウルに入れ、サイダーを注ぐとシュワシュワと泡が立つ様子に歓声が上がりました。
こうした一連の活動は、手順を理解し、見通しを持って行動する力(認知・行動)や、お友達と協力して作業する社会性(人間関係・社会性)を育む絶好の機会です。材料を分け合ったり、共同で作業を進めたりする中で、自然とコミュニケーションが生まれ、協調性が養われていきます。今回の活動の企画や準備、そして当日の子どもたちへの細やかな配慮や声かけには、千葉ニュータウン教室のスタッフたちの療育に関する深い知識と経験、そして何よりも子どもたちへの愛情が詰まっていると感じました。
療育の視点から見る「このこのキッチン」のねらい
さて、少し専門的なお話になりますが、今回の調理活動には、発達を支援する上で大切なねらいがいくつも含まれています。
- 健康・生活: 衛生観念(手洗い、清潔な調理)、食への興味関心の向上、偏食の改善のきっかけ。
- 運動・感覚: 食材を切る(安全に配慮した上で)、混ぜる、盛り付けるといった手指の操作による巧緻性の向上。食材の匂い、味、色、音、手触りといった五感への刺激。
- 認知・行動: レシピの理解、調理の手順の記憶、見通しを立てる力、集中力、達成感の獲得。
- 言語・コミュニケーション: スタッフや友達との言葉のやり取り(「〜を取って」「手伝ってほしい」)、作った料理の感想を言葉で表現する力。
- 人間関係・社会性: 役割分担、順番を守る、協力して作業する、共通の目標に向かって取り組む経験、感謝の気持ちを伝える。
これらのねらいを、子どもたちが「楽しい!」と感じる活動の中で自然に達成できるよう、スタッフは日々知恵を絞り、工夫を凝らしています。例えば、アレルギーを持つお子さんへの配慮はもちろんのこと、それぞれのお子さんの発達段階や特性に合わせて、道具の使い方を丁寧に説明したり、さりげなく手助けをしたりと、きめ細やかなサポートを行っています。こうしたスタッフの専門性と観察眼、そして臨機応変な対応力こそが、子どもたちの「できた!」という笑顔と成長に繋がっているのだと確信しています。
今回の調理活動を通して、子どもたちは作る楽しさだけでなく、協力することの大切さ、そして食べ物への感謝の気持ちを改めて感じることができたのではないでしょうか。達成感に満ちた子どもたちの笑顔は、私たちスタッフにとっても何よりの喜びであり、日々の活動のエネルギーとなっています。
これからも「このこのリーフ」では、子どもたちが様々な経験を通して、その可能性を最大限に探求し、心豊かに成長していけるよう、スタッフ一同、温かく質の高い療育を提供してまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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