宝探しとキラリ笑顔!育つ療育力

こんにちは!このこのリーフ運営責任者の山口です。日差しが日に日に暖かくなり、子どもたちの元気な声が一層響き渡る季節となりました。

さて、本日はこのこのリーフ千葉ニュータウン教室で行われた、子どもたちの五感をフル活用した「宝探しゲーム」の様子と、そこから見えてくる療育のポイント、そして何よりも素晴らしいスタッフの成長についてお話ししたいと思います。

宝物はどこ?ワクワクドキドキの感覚遊び!

先日、千葉ニュータウン教室では、ビー玉やおはじきを「宝物」に見立て、粘土の中、スライムの中、そしてなんと氷の中にも隠して、それを見つけ出すという感覚遊びを行いました。

子どもたちは活動が始まる前からソワソワ。先生が「今日はみんなで宝物を探しに行こう!」と声をかけると、「やったー!」「どこにあるの?」と期待に胸を膨らませている様子が伝わってきました。

活動が始まると、子どもたちはまさに探検家!

  • 粘土エリア: 指でそーっと粘土を押し分け、感触を確かめながら宝物を探す子。大胆に粘土をこねて、中から転がり出てくる宝物に「あった!」と声を上げる子。粘土の柔らかさ、指先に伝わる抵抗感、そういった一つひとつの感覚が、子どもたちの脳を優しく刺激していきます。
  • スライムエリア: ひんやりとして、プルプルとした独特の感触のスライムには、歓声を上げる子どもたちが続出! スライムの中から宝物を見つけ出すのは少しコツがいりますが、指先を器用に使い、集中して取り組む姿が見られました。あるお子さんは、なかなか見つからない宝物に少し悔しそうな表情を見せながらも、スタッフの「もう少し指で広げてごらん?」というヒントに、諦めずに挑戦し続け、見事発見!その時のパッと輝いた笑顔は、私たちにとっても最高の宝物です。
  • 氷エリア: 冷たい氷の中に閉じ込められた宝物には、子どもたちも興味津々。「どうしたら取り出せるかな?」と、一生懸命考える姿が印象的でした。手のひらで温めて溶かそうとしたり、道具を使って少しずつ削ってみようとしたり。ここでの「工夫する」という経験は、子どもたちの問題解決能力を育む上で非常に大切なステップです。

教室のあちこちから「先生、見て!あったよ!」「こっちにもあった!」と、喜びと興奮に満ちた声が響き渡り、子どもたちの目は達成感でキラキラと輝いていました。

感覚遊びが育む「生きる力」とは?療育的視点から

この一見シンプルな「宝探しゲーム」ですが、実は発達支援において非常に多くのねらいが込められています。

  1. 多様な感覚入力による脳の発達促進: 私たちは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚といった五感を通じて外部からの情報を受け取り、それを脳で処理することで世界を認識しています。特に、発達に特性のあるお子さんの中には、感覚の受け取り方や処理の仕方に偏りが見られることがあります。今回の活動では、粘土の「柔らかさ」、スライムの「冷たさ・プルプル感」、氷の「冷たさ・硬さ」といった多様な触覚刺激に触れることで、感覚統合を促し、脳機能の発達をサポートします。 スタッフは、お子さん一人ひとりの感覚の特性(例えば、特定の感触を極端に嫌がる、あるいは逆に特定の感触を強く求めるなど)を事前に把握し、無理強いすることなく、少しずつ新しい感覚に慣れていけるよう、声かけや関わり方を工夫していました。これは、日頃から子どもたちを注意深く観察し、小さなサインも見逃さないスタッフの専門性の表れです。

  2. 集中力と探求心の育成: 「宝物を見つけたい!」という明確で魅力的な目標があることで、子どもたちは自然と遊びに没頭します。指先に意識を集中させ、粘土やスライムの感触を頼りに隠されたものを探す行為は、集中力を養う絶好の機会です。「もしかしたら、ここにあるかも?」と仮説を立てて探すプロセスは、探求心を刺激し、自ら学ぶ楽しさを体験させます。

  3. 問題解決能力と遂行機能の向上: 特に氷の中から宝物を取り出す場面では、「どうすれば氷を溶かせるか」「どうすれば効率よく見つけられるか」といった思考が求められます。手の温度で溶かす、道具を使う(安全に配慮した上で)など、子どもたちなりに試行錯誤する姿は、まさに問題解決能力を育んでいる瞬間です。計画を立て、手順を考え、実行するという一連の流れは、将来的に社会生活を送る上で不可欠な「遂行機能」のトレーニングにも繋がります。

  4. 達成感と自己肯定感の醸成: 「あったー!」という発見の喜びは、何物にも代えがたい達成感をもたらします。この「できた!」という経験の積み重ねが、「自分はやればできるんだ」という自己肯定感を育み、新しいことへの挑戦意欲を引き出します。スタッフは、子どもたちが宝物を見つけた瞬間、大げさなくらい一緒に喜びを分かち合います。この共感的な関わりが、子どもたちの心の安定とさらなる成長を促すのです。

スタッフの観察眼と温かいまなざしが育むもの

今回の活動、私が特に感銘を受けたのは、千葉ニュータウン教室のスタッフたちの観察眼の高さと、子どもたち一人ひとりに寄り添う温かいまなざしです。

単に活動を提供するだけでなく、その活動を通して子どもたちの内面がどのように変化し、成長しているのかをしっかりと捉えようと努めている証です。

例えば、あるお子さんがスライムの感触に最初は戸惑いを見せていたけれど、スタッフがさりげなく遊びに誘い、一緒に楽しむ中で徐々に慣れていき、最後には笑顔で宝物を探し出せた、といったエピソードがあったとします。このような小さな変化を見逃さず、その背景にある子どもの心の動きを理解し、適切なサポートを提供できるのは、日々の丁寧な関わりと、子どもたちへの深い愛情があってこそです。

また、子どもたちが「工夫する姿」や「目をキラキラさせている様子」を具体的に記述している点からも、スタッフが子どもたちの行動や表情から多くの情報を読み取り、それを療育のヒントとして活かしていることが伺えます。これは、まさに当社の行動指針である「貢献できる人間へと自らを向上させること」を体現している姿と言えるでしょう。スタッフ自身が日々の実践の中で学びを深め、子どもたちの「可能性を探求しつづけよう」と努力しているからこそ、このような質の高い療育が実現できるのだと確信しています。

スタッフ一同、一生懸命子どもたちと向き合い、日に日に専門性を高めています。子どもたちの笑顔を引き出すために、教材研究をしたり、声かけの練習をしたりする姿は、運営責任者として本当に頼もしく、誇りに思います。彼らの成長が、子どもたちのさらなる成長に繋がっていくことを、心から楽しみにしています。

これからも、心と体を育む活動を

このこのリーフでは、子どもたちが「楽しい!」と感じる活動を通して、自然と様々な力が身につくような支援を心がけています。今回の「宝探しゲーム」のように、五感を刺激し、知的好奇心を満たし、そして何よりも子どもたちが主役となって輝けるような活動を、これからも各教室で企画・提供してまいります。

子どもたちの「できた!」が増えるたび、私たちスタッフも大きな喜びとやりがいを感じています。保護者の皆様、地域の皆様には、ぜひ今後ともこのこのリーフの活動にあたたかいご支援とご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

#放課後等デイサービス
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