夏休み!段ボール秘密基地に成長発見

こんにちは! 放課後等デイサービス「このこのリーフ」運営責任者の山口です。
いよいよ子どもたちが待ちに待った夏休みが始まりました!連日、教室には元気な声が響き渡り、私たちスタッフもたくさんのパワーをもらっています。

さて、そんな夏休みの幕開けを飾るのが、毎年恒例となっている大人気活動「段ボール遊び」です!

大きな段ボールを目の前にした時の、子どもたちのキラキラと輝く瞳。これから何を作ろうか、どんな世界を創り出そうかと、想像力が一気に膨らんでいくのが伝わってきます。自分だけの秘密基地、物語の主人公が持つような剣や盾、可愛らしいドールハウス…。段ボールという無限の可能性を秘めた素材を使い、子どもたちは思い思いの作品作りに夢中になっています。

今年もどんな傑作が生まれるのか、今からワクワクが止まりません。

 

驚きの連続!道具を扱う指先に光る「成長」

活動が始まって早々、私が特に目を見張ったのは、子どもたちの「道具の使い方」の上達ぶりです。

昨年の夏休みにも同じ活動を行ったのですが、今年はカッターやハサミを扱う手つきが格段に安定していました。活動の前には、スタッフが「カッターの刃は一枚だけ出そうね」「使い終わったら必ず刃をしまおう」といった安全指導を丁寧に行います。すると子どもたちは、その約束事を一つひとつ真剣な眼差しで確認し、慎重に、かつ大胆に作業を進めていくのです。

この背景には、子どもたちの成長はもちろんのこと、スタッフの専門的な関わりがあります。例えば、あるスタッフは、カッターを使う前に子どもたちと一緒に「猫の手」の形を作り、「段ボールを押さえる手は、切ってしまわないようにグーの形にしようね」と、体感的に安全な使い方を伝えていました。ただ「危ないからダメ」と禁止するのではなく、「どうすれば安全に使えるか」を一緒に考え、子どもたちが自分で危険を予知し、回避する力を育む。こうしたアプローチが、子どもたちの自信とスキルの向上に繋がっているのだと、改めて感心させられました。

これは療育の観点から見ても、非常に重要な関わりです。手指の巧緻性を高める【健康】領域のねらいだけでなく、道具の特性を理解し、安全に扱おうとする【環境】との関わりを深めることにも繋がっています。子どもたちの「やりたい!」という気持ちを尊重しつつ、安全な環境を整え、そっと背中を押してあげる。スタッフの素晴らしい観察眼と働きぶりに、心から拍手を送りたい気持ちになりました。

 

想像力が大爆発!「窓」から広がる新しい世界

段ボール遊びの醍醐味は、何と言ってもその自由度の高さにあります。今年は、子どもたちのアイデアがさらに進化しているのを感じました。

巨大な段ボールハウスを作っていた男の子が、突然「そうだ!ここを開けたら窓になるんじゃない?」と閃きました。カッターで四角く切り込みを入れると、そこには立派な窓が出現。ハウスの中から外を覗き、「わあ、見える!」と歓声を上げます。すると、それを見ていた別の子が「じゃあ、こっちには中から攻撃できるように小さい穴を開けよう!」と、新たなアイデアを提案。あっという間に、彼らの秘密基地は機能性を備えた要塞へと進化していきました。

一つのアイデアが、また次の新しいアイデアを呼び起こす。この連鎖こそが、子どもたちの創造力が育まれている証拠です。段ボールというシンプルな素材だからこそ、子どもたちは固定観念にとらわれず、自由な発想で自分のイメージを形にしていくことができます。

ここでも、スタッフの巧みな声かけが光ります。「その窓、素敵だね!どんな景色が見えるのかな?」と子どもの世界観に寄り添ったり、「この壁をテープで補強したら、もっと頑丈な砦になるかもよ?」と、子どものアイデアをさらに発展させるようなヒントをそっと投げかけたり。子どもたちの主体性を最大限に尊重し、創造の翼を広げる手助けをする。こうした関わりが、【表現】する楽しさを子どもたちに教えてくれているのです。

 

「いっしょに作ろう!」から育まれる大切な力

大きな作品になればなるほど、一人で作るのは大変です。そんな時、自然と生まれるのが「協力」の輪です。

「僕がこっちを押さえてるから、テープを貼って!」「いいね!じゃあ、次はこっちを手伝うよ」。子どもたちは、ごく自然に役割を分担し、お互いの意見に耳を傾け、一つの目標に向かって力を合わせていきます。時には、「僕はドアをここに付けたい!」「えー、そっちじゃなくてこっちがいい!」と意見がぶつかることもあります。

そんな時、スタッフはすぐには仲裁に入りません。まずは子どもたちが自分たちで解決しようとするのを見守ります。そして、どうしても話がまとまらない時に、「二人の意見を合わせたら、もっとすごいものができるんじゃないかな?」と、新しい視点を提供します。

こうして、友達と協力して何かを成し遂げる喜びや、意見が違ってもお互いを尊重し、折り合いをつけることの大切さを学んでいくのです。これは、社会生活を送る上で欠かせないコミュニケーション能力、つまり【人間関係】や【言葉】の領域を豊かに育む、かけがえのない経験となります。

ただの遊びに見えるかもしれませんが、この段ボール遊びの中には、子どもたちが未来を生きるために必要な、たくさんの学びの種が詰まっています。

今年も、子どもたちの想像力と成長がたっぷり詰まった夏が始まりました。これからどんな驚きと感動に満ちた作品が生まれてくるのか、楽しみで仕方がありません。保護者の皆様、地域の皆様も、ぜひ子どもたちの頑張りと成長を温かく見守っていただけますと幸いです。

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パンくん

ぼくの名前は、パン!みんなから「パンくん」って呼ばれているよ。
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